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肩には肩章としての役目もあったボタン留めのエポーレットが付き、水筒や双眼鏡が吊され、襟元には風雨の侵入を防ぐチン・ストラップ、右肩前に風雨を防ぐストームフラップ、袖口のカフストラップなど、あくまで実用性を追求したデザインが特徴。右肩前のストームフラップはガンパッチとしての役目もあり、ライフルなどの銃のストックを当てるための布でもあったのです。
ウエストにはベルトを採用し、絞ることによって美しいシルエットを形作ります。このウエストベルトがトレンチコートらしい一番の特徴とも言えます。
他には、雨や太陽光が最も当たる背の上部に布を縫い合わせたケープバックや、前裾の広がりを防ぐ、あおり留めなどディテイルには軍用ならではの拘りがあります。男心をくすぐる要素が満載のコートとも言えるのです。
生地は、防水加工したコットンギャバジンがなんといってもその代表格で、バーバリークロスが広く知られています。近年ではウールや合成繊維、皮革も用いられ、素材でも多様化しています。
このトレンチコート、現代では、機能美に優れ、なおかつ実用性が高いコートとしてメンズファッションには欠かせない存在となっています。また、ハンフリー・ボガートなどの俳優によるスクリーンでの着こなしによって、「ハードボイルド」のイメージがスタイリッシュに決定づけられ、“かっこいいコート”の代名詞にもなっています。TVや雑誌でも“かっこいい男のシーン”に数多く登場しているのは皆さんもご承知の通りです。
最近のミリタリーブームもあり、海外のファッションデザイナーもこぞってトレンチコートを取り上げています。クラシカルでディテイルにこだわったコートに現代のエッセンスをうまく取り入れた、エレガントなトレンチコートも登場し、年齢に関係なく広い世代に受け入れられています。さらに、アクティブに動きやすいハーフトレンチで若々しく着こなしたり、ロングトレンチでシックにコーディネートしたりと、トレンチコートの着こなしのフィールドはかなり広がっています。自分流の感性をうまく表現しやすい、現代のトレンチコートをぜひオーダーメイドしてみましょう!
ハーフトレンチコート
アクティブかつスポーティな印象で、20代から40代の世代に人気なのがハーフトレンチコートです。ハーフとひとくちに言いましても、膝丈のニーレングスから太腿あたりのサイレングス、さらに短くなってオーバーザニーレングスとその長さは微妙に異なり、さまざまなタイプが存在します。自分自身のTPOに合わせてチョイスしたいものです。例えばスーツやジャケットにコーディネートすることを考えますと、ジャケットの裾よりも長めのものを選ぶのがセオリーとなっておりますので、イタリアンタイプの長めのスーツやジャケットを多く着る方はその長さも考慮したハーフトレンチというのが正しい選択ということになります。コートの裾から中に着た服の裾がハミ出しては、ダンディさに欠けるというものです。動いたり屈んだりすることも計算に入れてコートの裾の長さを決めましょう。
ところで、ハーフトレンチコートと聞きますと真っ先に思い浮かぶのが、スプリングコートです。冬のコートとは違い、軽く爽やかに着こなせるのが大きな特徴。お好みですが、季節感に合わせた明るい色は、より軽快にスタイリングできるのでお勧めです。ダークなカラーがお好みでしたら、流行のビターブラウンなどの茶系も新鮮です。実は、着こなしの多様化でハーフトレンチは春に限らず、他の季節でも活躍できるアイテムになっています。特に都会では、暖房などの空調が交通機関にも行き渡っていますので、夏や秋、冬にもそれぞれの季節感に合った生地を選べばハーフトレンチを心地よく着こなせるはずです。 そこで気になる肝心の生地ですが、スタンダードなコットンギャバから、ツルツルの肌触り感が特徴のコットンツイル、防寒性の高いウールや、防水性のあるナイロンやポリエステルの化繊素材などさまざまです。カジュアルなデザインなら、ニットなどに合わせてオフタイムにも楽しめますので、ハーフトレンチは意外と着こなしのフィールドが広い便利なアイテムです。
最近はタイトフィットに着こなすのが主流で、オーセンティックなチェック柄をアクセントとして入れるのが人気となっています。裏地にグレンチェックなどのクラシカルなチェック柄を取り入れて、着るときや脱ぐときに、チラリと柄を見せるのが粋な男のスタイリング。クラシカルなデザインをモダンに表現するのが今風の着こなしですので、ディテイルにもエレガントな要素を取り込んでオーダーメイドすれば流行に合ったお気に入りのハーフトレンチになるはずです。
ロングトレンチコート
シックでジェントリーな雰囲気が、30代後半以降の世代に受け入れられているのがロングトレンチコートです。裾の長さも、スネの半分ぐらいのミディレングスから4分の3ほどのスリークオーター、それよりも長いマキシやくるぶしまで届くスーパーマキシまでさまざま。TPOや好みに合わせて選びたいものです。例えば、中に長めのブルゾンやハーフコートを合わせて、防寒対策とレイヤードを同時に楽しみたいなら長めの裾のロングトレンチにしたり、逆に動きやすいロングトレンチがお好みなら膝下の長さにするなど、持っているワードローブや行動パターンも考慮してコートの裾の長さを決めましょう。
ところで、ロングトレンチコートといいますと、どうしても冬の防寒のイメージですが、四季のそれぞれに合ったタイプのものも数多く存在します。春なら光沢があってエレガントな印象のツイル地のものや、雨の季節には防水・防湿性のあるナイロンやポリエステルの化繊素材のものなど、他の素材を採用するだけで快適な着こなしができます。また、防寒に徹底的にこだわりたいならコットンギャバの生地で、裏地にウールをセットしたり、全体にウールを採用するなど、寒さ対策にも有効なのがロングトレンチコートなのです。
全体のフォルムは、ハンフリー・ボガートの映画で観たようなスタンダードなものからタイトフィットなものまでお好み次第です。スタンダードといいましても、昔ながらのフォルムでは、もたつき感がありますので、若干の絞りをフォルムに入れるのが今風のテクニックとなります。昔ながらのそのままのフォルムでは、まさにクラシカルな軍服になってしまうからです。
また最近の空調の行き届いた現代社会では、防寒ではなく、ファッションとしてのロングトレンチコートも定着しています。その代表と言えるのがポリエステルなどの化繊素材を使用したものです。光沢感やシャリ感を出してエレガントな印象のものや、ワザとシワを施したワイルド感のあるものまでさまざま。着こなしでは、ハーフトレンチ同様にタイトフィットに着こなすのが主流で、ウエストのベルトを締めたり、時には締めずにバックで無造作に結んだりするワザも粋なスタイリングとして注目です。また、チェック柄ブームの中、全体にチェック柄を採用したり、アクセントとしてどこかに入れるなど、チェック柄を意識するのがポイント。裏地にグレンチェックなどのクラシカルなチェック柄を取り入れ、チラリと見せたりするのも人気です。ディテイルにもエレガントな要素を取り込んでオーダーメイドすれば、流行に合ったお気に入りのロングトレンチを手にすることができるはずです。
※当店表示価格は全て税込です。
| Aランク生地 | Bランク生地 | Cランク生地 | Dランク生地 | |
| トレンチコート | 415,000円 | 245,000円 | 195,000円 | 155,000円 |
※ハーフトレンチコートもロングトレンチコートも同様のお値段ですが、コート着丈が115cm以上の場合には+20,000円の割増料金を頂戴いたしますので、ご了承ください。
※Aランク生地:エルメネジルドゼニア社のカシミア100%素材等
※Bランク生地:ゼニア、ダンヒル、ドーメル社フラノ系等海外素材、国産最高級カシミア100%素材等
※Cランク生地:国産カシミア100%素材等
※Dランク生地:国産素材

























